日本中の人々を震撼させたあの日から、8日が経ちました。
まだまだ被災地では、行方不明になっている方々の捜索活動が続き
また、誰しも思いもよらなかった原発事故の恐れに怯えながらも
少しづつ・・・少しづつ・・・
みんなが強い気持ちで生きよう!再建させよう!としていますね。
こんな時、自分は何ができるんだろう・・・
みんなが考えた一週間。
長野のあちこちでも募金活動、支援活動の輪が広まって
何もできない無力な自分でも
身近でできることがあるんだ!と気付けた一週間でした。
そんな、この一週間は
卒業間近の息子がインフルエンザにかかってしまい学校をお休みするという
ちょっと辛い一週間にもなりました。
熱がなかなか下がらず学校へ行けなくて
お布団で寝たり、リビングでゴロゴロしている息子と
一緒にテレビを見ながら
様々な事を考えました。
熱のため数日お風呂に入れなくて、頭を痒がる息子。
避難所にいる人たち、また自宅にいても水道が止まっている地域の人たちは
お風呂どころか、充分な暖も、食事も取れない人もいる。
熱が下がれば学校に行ける息子。
学校が倒壊してしまったり、避難所になっていたり
いつ学校へ行けるようになるかの目処も経っていない子供達もいる。
また、この地震による倒壊、津波に被害によって
かけがえのない命を亡くしてしまった子供達もたくさんいる。
普通に生活し、学校へ行けることがどんなに幸せなことなのか。
当たり前と思っていることの有難みに気付かされた一週間でした。
それは、息子だけでなく私も。
息子が休んでいる間、
娘が学校の校長先生の講話でもそういった話は聞いてきたようです。
この命は生かされている命。
自分のため、人のために力強く生きよう。
そして今日、息子は無事に卒業式を迎えることができました。
ここへ来て4日ほど休んじゃったけどインフルエンザは出席停止扱い。
それ以外は休まなかったので、この1年は皆勤でした!
娘も同じく皆勤。
元気に毎日登校してくれたことが何よりです。
大きなランドセルを背に、この校門をくぐった日が
昨日の事のように思い出されます。
1年生の時はとにかく泣き虫だった息子。
ちょっとうまく行かない事があると涙したり、
トイレが間に合わなくて2回ほどお漏らしをしてしまい
保健室で新しいパンツを履かせてもらったのも・・・今となっては笑える思い出
2年生のときは左足靭帯を部分断裂する怪我で松葉杖で登校した事も!
体育館裏の溝で転んで、前歯を折ったこともあったっけ・・・
たくましい子になって欲しい・・・と言う願いで
3年生からはじめた剣道では、他校にも信頼しあえる友達が出来て
ちょっとずつだけど、自分の世界も広がってった。
でも・・・なかなか弱い剣士。
そんな息子も
4年生で運動会の応援団になった頃から
なんだか急にお兄さんらしくなりました。
その応援団は自分の中で何か「これだ!」と思えるものがあったようで
5年、6年と続けて、
6年最後の運動会は応援団長に。
どうやら人前で声を出すのに快感を覚えたのか・・・達成感があるようで
泣き虫だった頃の息子からは想像できない雄姿が見られた運動会でした。
3月生まれの息子。
卒業式の今日はまだ11歳。来週になってやっと12歳。
まだまだ体は小さいけれど、心は強くたくましく成長したね。
卒業おめでとう!!
人を思いやれる、優しい人になってね!